最後は

この一年別居をして揉めて来たし、今年初めの最終的な話のところでも結局喧嘩別れだったので感慨も何もないのだが、いよいよ明日届けを出しに行くにあたって、夜遅くに電話した。電話で話すのは数ヶ月ぶり。
ここ数年揉めてばかりだったのだがそれはそれとして、15年も一緒に暮らしていたしいろいろ我侭を言ったり世話になったと礼を言ったら、お互い堰を切ったような思い出話になってしまい、途中寂しいと泣かれたりもしたが、結局のところ後戻り出来ないのはお互い分かっていることで、後戻りしても結局何も解決しないのはよく分かっているので、長い間話した後にお互いに体だけは大事にと言い合って電話を切った。
時はいつも流れてゆくし、人は好む好まずに関わらず変わってゆく、いいことも悪いことも含めて時や人がずっと同じであることはない、そんな無常さを感じて少し寂しくなったのでした。